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猫カフェの歴史 ~猫カフェの雑学~

猫カフェのはじまり

猫カフェの始まりは1998年に開店した台湾の「猫花園」が発祥とされています。
日本では2004年に大阪の「猫の時間」が開店、関東では2005年東京町田市に「ねこのみせ」が開店、翌年以降爆発的な勢いで増加していきました。
※2018年現在 500店以上の猫カフェが営業しています

猫の時間  http://www.nekonojikan.com/
ねこのみせ http://www.nya-n.jp/

国内猫カフェの年別開店数

2004年から始まった国内の猫カフェは増加傾向にあり、2008年を機に一気に増えていきます。
関東近郊や都市部から広がり、地方へと派生していく動きが見られます。
東北大震災のあった翌年2012年に多少勢いが落ちましたが増加傾向であることには変わりません。

同一店の多店舗展開の始まり

2007年愛知県に「猫のまほう」という猫カフェができます。24時間営業※が特徴で、フランチャイズ契約により系列店を増やしますが、猫の管理問題や加盟店の離脱等もあり界隈では悪い噂が絶えませんでした。
「CatMagic」と別名展開により打開策を図ったようですが、2013年廃業します。
※2012年動物愛護法の改正により動物取扱業の展示可能時間が22時までとなり24時間営業はできなくなりました(1歳未満の幼齢猫の展示については20時まで)

近年では「MoCHA」が池袋西口店を皮切りに多店舗展開を行い店舗数を増やしています。

MoCHA http://catmocha.jp/

保護猫カフェ 

2007年沖縄で「猫cafe※」という捨て猫の迎え入れ、里親募集を行うという非営利目的の猫カフェが保護猫カフェの始まりとなります。
2009年頃より、保護団体系の系列店が各地に広がり始め保護猫カフェの店舗数を増加させていきます。
近年開店する猫カフェの大多数がこの保護猫カフェであることが多いです。
※2012年閉店 猫まるカフェokinawa(現:猫まる茶屋)が後継ぎしている

猫まる茶屋 http://nekomaruchaya.ti-da.net

ペットショップ系の参入

大きく猫カフェ数を増やしている中にペットショップ系猫カフェが目立つようになりました。中でも「猫喫茶 空陸家」では全国で33店舗※と大きな幅をもたせています。
※2018年現在

猫喫茶 空陸家 http://www.coorikuya.com/

保護猫カフェもペットショップ系も同じことが言えるのは、猫カフェという空間を利用して猫とのふれあい体験を持たせ、猫の飼い主になってもらおうとしている点でしょう。

猫カフェの始まりが飼いたいけど飼えない人が猫に会いに行く場所であったところから、猫を飼うために猫のことを知る・探す場へとシフトしつつあるのかもしれません。